から揚げ食ってマンガ読んでいった小学生の話
- 洗練された田舎研究所 一般社団法人
- 6月28日
- 読了時間: 4分
更新日:6月29日
うごく本バコは、小さな移動拠点という位置づけですが
ブックバス という言い方をすると
「移動図書館」
という認識が強くなるようです。
一方で、うごく本バコは、さまざまな機能があるので
「移動図書館みたいなものですか?」
と聞かれると
「えーと、見た目そんな感じですが、ちょっといろいろ違います」
とお答えする感じです。
ただ、説明を始めるといろいろ長いので
あまり聞かれなければ説明はしていません。
使ってわかっていただけたらなとおもっています。
さて、今日は、ようやくブックバスの屋根部分を塗りました

これまでは、園バスの黄色っぽい屋根だったのですが、さすがに色あせ感があるので塗り替えたかったのです。
余っていたペンキで塗ったので、上の方はまだちょっと塗りたしが必要かもしれません。
それと、夏に向けてイベントなどもありますのでいったん落書きをリセットしました。
数時間の作業でしたが、けっこう日に焼けました。
休憩しながらバスで本を読んでいたら
小学生3人組が、コンビニで買った食べ物をもってやってきました。
前も何回か来ていたのですが、小さいころから知っている地域の子たちです。
チキンか何かを買ってきたようで、3人で2個を分けるのにどうしたらいいかと聞かれましたが
「まあ、君ら3人だったら適当で大丈夫なんじゃない?」
飲み物もなくもしゃもしゃと食べていたので、麦茶をあげると
「え、まじ!! 神!!」
と私は神になりました。
そのうち一人が本を物色し始め
手に取ったのはこちら
津軽先輩の青森めじゃ飯 仁山渓太郎
この食べ物は知ってる、いやおれ知らない
うまいよ、どこで食べられるの、お前知らないの ゴチャゴチャゴチャゴチャ

楽しそうにひとしきりおしゃべりして
「すみません、ティッシュありますか?」
「あれ? さっきそこに置いたよ?」
「あ、いやこれじゃなく、ウェットティッシュ」
あー、そりゃチキン食べてれば手も拭きたくなるよね。
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さて、これはどう考えるべきか。
わたしは、これでいい、と思っています。
彼らも「コンビニで買っても食べる場所がなくて」
と言っていました。
蟹田地区には、子どもたちが何でもなくたむろできるような場がほとんどありません。
これは大事な事ですが
必要なのは「空間」ではありません。「場」なんです。
このあたりは、今度しっかりお話をしますね。
ブックバスは駅前に居ますから、週末開いているときであればこういう使い方は想定内というか、むしろ歓迎です。
そこに
「本があたりまえにあって」
「何かしながら本を手に取り」
「それを共有しながら会話する」
これ以上の目的はあるのか?
という位のことです。
わたしたち大人は、珈琲を飲みながらとか、ベッドに寝ころんでとか
本を読む人であれば、案外自由に本に触れているはずです。
ところが、子どもの読書となったとたん
座って読め
いい本を読め
感想は?
次は何読むの
これ読んだら?
までやろうとします。読み聞かせも含め、非常に構えて子どもに本を体験させようとします。
個人的には、まあそういうのもありだけど
基本的な部分としては
「環境としての本にいかに触れ合うきっかけがあるか」
だと思っています。
「コンビニで買っても食べる場所がない」
といってここに来た彼らは、本を手に取ってそれで話題を共有して帰るという体験をしました。
わたしは読めとも、食べながら読むなとも言っていません。
ただ、これは図書館ではできませんし
学校でも無理でしょう。
地域に本屋がなく、まあ本屋でもこれだとNGでしょうし
最近は漫画の立ち読みはできなくなっています。
本屋に何しに行くのか「本買いに」
図書館に何しに行くのか「本読みか勉強に」
家に本はあるの「ない」
となったら
「ついでに読める本」は、どこにあるんですか?
という問題意識なんです。
本来は、各家庭に本があるべきではありますが
今の世の中なかなかそうはいきません。
そんなところが、うごく本バコ の「本」の意味です。
あーなるほど、と感じていただける方がいらっしゃいましたら
こうした活動へのご協力をいただければ幸いです。
こういう子たちからお金をとるわけもなく、地域の未来への投資だと思って取り組んでいる活動です。





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